ホームページ開設記念!! 小川彌生さん インタビュー!
「きみはペット」の作者小川彌生さん&
担当編集まっちゃんとお話ししてきました!
ええとまず、8月9日に「きみはペット」5巻が発売されたわけなんですが……。
【まっちゃん】:
(以下M) 
5巻は結構盛りだくさんの内容ですよね。結婚・プロポーズ話あり、異動の話あり。
【小川さん】:
(以下O) 
1話目に入るのはクラブにモモを助けに行く話ですよね。
【M】:
スミレちゃんはすっかり格闘技系な人になってますよね。

これは小川さんの好みが反映されているんですか?
【O】: 私周りの人が思っているほど、格闘技好きというわけではないんですよ。

でも作品を見ると、そういうイメージがやや……。
【M】:
打ち合わせの段階では、全然格闘技の話はなかったんですよ。わたしも全然知らないし。ネームの段階でいきなり格闘技シーンが出てきたんですよね。
【O】: スミレちゃんはいつ何処で練習しているんでしょうね……。
【M】:
天賦の才能じゃないですか? 格闘三姉妹ですから……。
【O】: あー、そうですよね。
【M】:
収録されている6話の中で、いちばん気に入っている話とかは?
【O】: 1話目のやつは楽しかったんですけど、まんなかの3話は結構つらかったですね。重い話なだけに。
【M】:
たしかに重いですよね。
【O】: それに私、蓮實(はすみ)君が出てくる話って照れちゃうんですよ。彼の恋愛とか……。だから描いた後、恥ずかしくて読み返せないんですよ。モモの話とかは後から何回も読めるんですけど、蓮實君がメインの話は恥ずかしいから飛ばしちゃうんです。パラパラパラって。
【M】:
なんででしょうね?
【O】: わかんない。すごい照れくさいってゆうか。
【M】:
「試したのか、俺は……」とか?
【O】: そうそう。セリフがね! 恥ずかしいじゃないですかそもそも……。
【M】:
まじめですからね、彼は……。
【O】: なんかネームやってる時はそうでもないんだけど、後からこみ上げてくるものがあって。

キャラ的な思い入れとかは、小川さんの中でだれがいちばん強いんですか?
【O】: 思い入れ……。うーん、メインのキャラはそれぞれ思い入れがあるので。ただ、なるべく主人公のスミレの心情に近いものを、自分でこう、頭の中で再現しながら漫画描いているから、主人公にはそういう意味では思い入れは強いんですけど。でも客観的に見て、ああゆう人をどう思うかと言われると、結構イタいってゆうか……。
【M】:
スミレちゃんはすごいMとか?
【O】: いろいろ。それってどうなのかなーとか……。
バランスで言ったら、いちばんモモがバランス良くて気に入ってるかな……。
【M】:
最も大人なキャラクターでもあるというか……。
【O】: そうですね。
【M】:
最も視野が広いキャラでもあり。あとはユリちゃんとか?
【O】: そうそう、ユリちゃんとか。
5巻ですが、収録されているお話はどこまでなんですか?
【M】:
スミレの異動が決まり、モモがちょっとおかしいという話があったりして。……前後編の前編までです。
【O】: しかも最後のモモのセリフが「やっちゃっていい?」って……。
【M】:
すごいヒキですよね。
単行本だけで読んでいる人は続きが気になってドキドキですね。
【M】:
それが狙いです! なんかずっとキリのいいところで終わってきたので、たまにはこういうのもいいかな?と思って。おまけもたくさん付いてます。
【O】: 今回はまっちゃんにすごいたくさんがんばってもらったんですよ……。クイズも考えてもらったし。

私もカルトQに挑戦しました。
【O】: どうでした? 私もわかんなかったりして……。
【M】:
私の中ではわりとオーソドックスな問題になったと思うんですけど。
わたしは2問目でつまずきました。
【M】:
なんだっけ?

"イワヤスミレ"の名前を漢字で書くという……。
【O】: あ、私もわかんないかも……。なんだっけ? 2文字だっけ、3文字だっけ?
【M】: 2文字ですよ。
【O】: あー、そうそう。なんとなくわかったかも?

「きみはペット」誕生秘話みたいなものは? なにかドラマティックなものが……?
【O】: 実は特にないんですよね。1話目の打ち合わせは全然スムーズだったから。もめたのはタイトルくらい?
【M】: 最初「PET」だったんですよね。内容的には、こうゆう話がやりたいというのを小川さんが言って……。
【O】: だって、まっちゃん全然反対しないんだもん。
【M】: それってなんかすごい編集としてダメみたいじゃないですか……。
【O】: いやいやいや。ダメじゃなくて。でも話はほんとに全然思いつき。でも思いついた時は、「あっおもしろい!」と思いましたよ。で、最初まっちゃんに話して。
【M】: 最初は「Kissカーニバル」の読み切り作品だったんですよね。

あっ、シリーズじゃなかったんですか?
【M】: そうそう。最初読み切りでやって、それが良ければシリーズで、それが良ければ「Kiss」でってゆう……。なんだか出世魚のような……。
【O】: まさに。
【M】: でも最初に"ペット"にしようと思った理由というのは?
【O】: 「これってペットだよねー」なんて旦那とかと言ってて。じゃあいいんじゃない「ペット」でって……。
【M】: 年下の彼ではないじゃないですか。ポイントは。ペットであって。
【O】: 要するに年下であるほうが設定的に無理がないじゃないですか。許せる範囲というか。ただのヒモとの境界線がね……。
【M】: あー、確かに、確かに。
【O】: ちょっとなんか気分転換に新しいことがやってみたいというのがあって。私の中で若い男の子というのはあまり興味がないので……。
【M】: あ、そうなんですか?
【O】: だから逆にたまにはいいかなって思って。
【M】: そういう意味では、より客観的に描けるのかもしれないですよね。興味がないから。
【O】: あー、だから蓮實君のほうが恥ずかしいのかな。リアリティーがあるから。
【M】: なるほど。
【O】: だからモモとの関係っていうのは、ほんとにお伽噺として描けますよね。「きみはペット」に関することってそんなかんじですね。秘話って言えることはだから特にないんです。
【M】: あ、そう言えば、その最初の企画って、なんかちょうどこの喫茶店でしゃべってたような気が……。
【O】: そうでしたっけ?
【M】: あのあたりの窓際の席で……。
【O】: そう言えば、蓮實君のキャラって、シリーズ化が決まった時に初めて出てきたでしょ? その時に私がささっと描いたやつをまっちゃんがめっちゃ気に入ってくれて……。
【M】: あーそう言えば。
【O】: その時に初めてまっちゃんのプライベートな表情を見たと思いましたよ。
【M】: 蓮實君とか、今度出てくるヒュ−とか、私、ああいうビジュアルにすごく弱いんですよ。
【O】: そうなんだー。蓮實派なのね。
【M】: 蓮實派! 私は超蓮實派ですよ。
【O】: でもねー、ともすると肩入れしすぎるんだよねー。
【M】: ははは。そんなに蓮實ばっかり紹介するなよって?
そう言えばこないだ蓮實君の名言集とかやってましたよね。
【O】: あれはもともと私が言い出した企画なんですが。
【M】: そうそう。フューチャリング蓮實って感じで。あの巻はわりと。
【O】: 気をつけないと話もそっちに偏りがちなのね。
【M】: すきあらばクローズアップしようと思っているわけです。
【O】: だからまあ、ヒュ−とかも出して、まっちゃんの気持ちが集中しないように。「ほらこっちにもおいしそうなエサがあるよー」みたいな。
【M】: ははは。
じゃあヒューの登場は松井さんへのエサとして?
【O】: ま、それだけじゃないんですが。そういう役割も大きいです。
【M】: 読者的にはどうなんですかね? モモ派、蓮實派みたいなのは……。
【O】: 意外と蓮實派の人たちは地味ですね。
【M】: 地味?
【O】: 主張が地味。モモ派の人たちみたいに「大好き!」っていうのがなくって、「密かに応援してます」みたいな……。
そう。そうゆうかんじ。
【M】: ファンレターで「蓮實君とくっつけて!」とかは?
【O】: それはありますね。意外と。「蓮實君と結婚するといいな」みたいな手紙をもらったりして。そんなところまで考えて読んでくれているんだなーと思いますね。
【M】: 初期段階から比べると、結構キャラが微妙に変わってきましたよね。だんだん読者に受け入れられるキャラに成長させてきたというか。スミレにしてもそうだし。小川さんの工夫の勝利かなと思うんですが。
【O】: 工夫ですか?その辺、あんまり考えてなかったんですけどね。
【M】: かなり蓮實くんも、一つ間違えると、いやみなやつじゃないですか。
【O】: ですよねー。でもねー、キャラクターに関しては実はあんまり計算してないんですよね。
【M】: 基本的にはわりと天然ぼけですよね。スミレにしても。あ、でも素直なのかな逆に。
【O】: とりあえず私が嫌いじゃないキャラを作ってるというのがあって。
【M】: かえっていいやつにしようとか、かっこいいやつにしようとかすると、いやなやつになりますよね。
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最近凝っているパウダービーズクッション。
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謎の漫画家。
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ウサギの上に結婚指輪。
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最近凝っているゴーヤチャンプルー。
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