伊藤理佐 さん インタビュー!
Kiss6号で、怒濤の「おいピータン!!」本編2本立て+巻頭カラーマンガを
掲載。今、ノ リにノッてる、伊藤先生にお話を伺ってきました。

ところで「ピータン」は食が題材ですよね。伊藤さんが好きな食べ物はなんですか?
【I】: わたしは何が好きというよりは、その日食べたい料理を食べるのが好きですね。
では、苦手な料理とかはないですか?
【I】: 全然ないですね。なんでも食べられます。
おすすめの店はありますか?
【I】: マンガ(「おいピータン!!」)で描いた、「バキュン」のムッシュのケーキ店が実在しているんです。最近は私はそのお店がすごく好きですね。
本当にそのお店の人が、「バキュン」って言ってるんですか!?
【I】: 私も噂でしか聞いたことはないんですけどね。でもムッシュ本人はあんなふうに彫りが深い感じの顔じゃなくて、もっと和風な感じの顔です。そうそう、マンガ家のやまだないとさんが私のマンガを読んで「まさか、あそこのおいしいお店じゃないよね」って。「そうです」って返事したら、やまださんから「もう私あそこのお店じゃ、お茶できない〜(笑)」って、返事が。
結構有名なお店なんですね。
【I】: そうみたいです。昔は住宅街に立っていたのが、駅前に引っ越してきたらしくて。地元の人は昔から知っているみたいですね。そこが最近パンを焼いていて、本当にうまいんです。原稿が上がらないで修羅場になると、それを担当さんに食わせて。おとといも食べさせました(笑)。
今までに食べた、珍しい料理はなにかありますか?
【I】: わたしは出身が田舎なもので、ハチの子とか、イナゴとか、蚕のさなぎとか、そういうものを日常的に食べていましたね。「おいしくて大好き」ではないですが。出されれば、今でも酒のつまみに食べられます。あ、でも、ハチの子ご飯は積極的に「大好き」ですね。幼虫のつぶれる触感がいいんですよ(笑)。中からクリーミーなものが出てきて、それがご飯と混ざって……。
……(絶句) 少し怖いかもしれません。
【I】: 虫はね、味が薄いチョコレートだと思えば食べられますよ。栄養もありますしね。珍味も全然OKです。
そんななんでも食べられる伊藤さんが、人生の中で一番おいしかった料理はなんですか?
【I】: 父親が作ってくれた、ずんだ餅が一番です。いつも料理するわけではないんですが、ときどき作ってくれるんですよね。マンガ家として上京してはじめて実家に帰ったときに、父が手作りしてくれて……。その日はおそらく豆の状態とかも、何もかも良かったんだと思うんですけど。
いい話ですね。高級な食材ではなく、そういう心に残る手作りなものが一番いいと。
【I】: まあ、高級なものも好きですし、手作りのものもどちらも良いと思ってますよ。丸ビルで飲んだワインはおいしかったですし、タイユバン(高級フランス料理店)で食べたクレーム・ブリュレもおいしかったですね。
今、食事以外でなにかはまっていることはありますか? マイブームみたいなものですけど……。
【I】: 歌舞伎にはまっていますね。
好きな俳優さんとかは?
【I】: (中村)吉右衛門さんとか、(市川)新之助さんとかですね。
歌舞伎のどんなところに魅力を感じますか?
【I】: 歌舞伎の決まり事が面白いですね。ギャグっぽいっていうか。たとえば、今闘っていた人物が、今度は遠くで闘っているということを表すために、子供に同じ衣装を着させて遠くで闘っていることを表現したりするんです。それがとても楽しいですね。キメポーズや掛け声もいいですね。俳優さんによって全く違うんです。それを見ているだけでも楽しい。この3年くらい、毎月観ています。熱烈な歌舞伎女性ファンって、結構多いですよ。この間、新之助さんの隠し子騒動があったじゃないですか? そのときも歌舞伎ファンの女性は「良かった〜。子供が作れるんだ。種があるんだ」っていう反応ですからね。
伊藤さんもそうなんですか?
【I】: そうですよ。よくやったってなもんで(笑)。私にも作ってほしいですよ。双子を産んでみせますよ。絶対男の子を産んでみせます。
トレンディー俳優などに対して抱く感情よりもっと深い、熱烈なものを感じますね。
【I】: 良いとされている顔のイメージも違いますね。顔が大きいほうがいいんですよ。小顔がいいという定説があるじゃないですか? でも、それだと舞台では映えないんです。小さいとモヤシみたいになっちゃいます。
3月13日(木)に発売される「おいピータン!!(1)」の改訂版について。なぜ1巻を改訂したのかを教えてください。
【I】: KCは普通版のほうが売れるからと、1巻は普通版で出したんですが、今までのワイド版のときと売れ行きが変わらないんです。じゃあ、ワイド版にしようと、2巻から大きさをワイド版にして表紙も変えたら、売れるようになったんです。それで読者の方から、1巻だけ大きさが違うから、書店さんで置いてある場所が違って見つけづらいという指摘があり、改訂することを決めたんです。
改訂した部分はどういった点なんですか?
【I】: 前に連載していた「いいようにはしないから」でも、「ピータン」のキャラが出てくるのでその話を収録したり、先程少し述べた「ピータン」の名前の由来が出てくる話が入っています。後は表紙ですね。自分が描いた絵ではなくて、例の森井ユカさんのクレイドールに変わっています。実物も見ましたけど、すごくいい出来です。表紙にも注目してください。
4巻については、なにかPRポイントはありますか?
【I】: 一番新しいコミックスなので、とにかく読んでくれという感じですか(笑)。この巻も表紙に注目です。メインのキャラ以外にも必ずおまけキャラを載せているので、そのキャラがなんなのかぜひ見てください。
最後に1点だけ。10日に発売されるKiss6号では、巻頭カラー+本編2本立てですよね。読者に向けてのメッセージをお願いします。
【I】: 今回は、猫のクロが結構活躍するんで、それを楽しみにぜひ読んでください。
今日はお忙しいところ、本当にありがとうございました。
フォトギャラリー
写真1
私の仕事場です。大好きな北向きの大きな窓。写ってませんが、後ろにはキッチンがあります。
写真2
2巻の表紙で使った、森井ユカさんのクレイドール。特別に作ってもらったリスもいっしょに。
写真3
アメリカンショートヘアのにゃんこです。♂で9歳でーす。
写真4
「おいピータン!!」でのクロのモデルにもなっているクロ(♀)。9歳。
写真5
2匹の猫は♂♀だけど、恋人というよりは兄妹のような関係。
<<前のページへ 2/2 次のページへ>>
インタビューINDEXへ ▲このページの最初へ

Copyright (c) 2003 KODANSHA CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.