大久保ヒロミさん インタビュー!
8号から新連載がスタートする大久保ヒロミさんに、
担当Tがお話を伺いました。
【T】: では話題をちょっと変えて、最近はまっているものなど何かありましたら、教えてください。
【O】: 養命酒とかですかね?
【T】: 好きですよね。そういうの……。
【O】: そういうのって?
【T】: いや、占いとか、風水とか。「信ずる者は救われる」みたいな感じのものが。
【O】: 養命酒はちゃんと効きますよ! いや、もちろん風水も好きですけど。最近借りた仕事場でもやってます。
【T】: やっぱり……。
【O】: 家具とか小物とか、これはどこに置こうかな?とか悩んだ時は風水的に判断して決めます。でも、けっこうみんなやってるんじゃないんですか?
【T】: そうでもないと思いますが……。
【O】: 私はほんとに勉強してますよ。本書けるぐらい。ネームで悩むと、そういう本ばっかり読んでます。実は。そういう知識を読み尽くして網羅するのが趣味です。読んだ後は後悔しますけど。
【T】: そういう知識って、何か役に立ったりしますか?
【O】: 運が良くなったりとかそういうことですか?
【T】: 後はたとえば小粋なトークの材料として語ったりとか……。
【O】: 小粋なトークですか……。あー、友達はけっこう私にいろいろ聞いてきますけどね。そうするとものすごい得意げに語るんですけど、あんまり親しくない人の前だと、ドライな感じで振る舞ってしまいますね。「あー、けっこう当たるらしいねー」みたいな感じで。実は内心すごい語りたいんですけどね……。
【T】: そんなに風水にはまっていたとは知らなかったです。




【T】: ええと、では最後に、漫画家になったきっかけなどをお伺いしたいのですが?
【O】: きっかけですか。……今までの歩みを順番にすべて語りましょうか?
【T】: いや、それだと長すぎるので、かいつまんでお願いします。たとえば影響を受けた漫画とか。
【O】: 私、「なかよし」オタクだったんですよね。中でも松本洋子さんが一番スキでしたね。
【T】: ホラーっぽい読み切りのやつですか?
【O】: それ以外も全部読んでます。
【T】: 私が「なかよし」を読んでいた頃は「シンデレラ特急(エクスプレス)」とかやってましたね。
【O】: 「ストロベリー探偵団」もですよ!
【T】: あれ? それって、「シンデレラエクスプレス」のだいぶ前じゃないんですか?
【O】: 何言ってるんですか!「シンデレラエクスプレス」の後ですよ!(怒)
【T】: あ、今、何か逆鱗に触れました?
【O】: いえ、ちょっと興奮しただけです。でも私の松本洋子情報に間違いは絶対ないですから!
【T】: 「なかよし」に投稿とかはしなかったんですか?
【O】: 小学校の時に投稿してました。1、2回。
【T】: あ、毛虫の漫画でしたっけ?
【O】: いや、芋虫です。芋虫王国の話で……。
【T】: 芋虫王国ですか……。
【O】: もちろん人間も出てくるんですけど、人間に変身した芋虫が人間界に来ているという設定でした。
【T】: 設定だけでも、ものすごい話ですよね。
【O】: いろんなつじつまが合ってないことは間違いなしですね。Cクラスだったし。いや、もしかしたら送ったつもりになっているだけで、Cクラスとか全部妄想なのかもしれません。
【T】: 妄想なんですか? 全部?
【O】: 可能性はありますね。その後ずっとサスペンスというかホラーというか、「世にも奇妙な物語」みたいなものを年に1回くらい描いて、高校2年くらいまで「なかよし」に送っていました。
【T】: 成績はいかがだったんですか?
【O】: ずっとAクラス程度でぱっとしない感じで……。それから大学受験でしばらく描かなくて、大学入ってから恋の漫画を初めて描きました。
【T】: 何か心境の変化が?
【O】: それは恋をしたから……。
【T】: 初恋ですか?
【O】: いや、そーでもないんですけど、高校2年くらいまでは楽しい恋をしたことがなかったから、恋愛で描きたいことがあんまりなかったんだと思います。年取ったから「なかよし」は無理だろうと思って、少し上の年齢層の「別冊フレンド」に送り、めでたくデビューという運びに。
【T】: その時のデビュー作は恋愛漫画だったんですか?
【O】: そうですねー。あくまでもラブがベースのラブコメを描いたつもりだったんですが、「ギャグセンスがいい」とか批評されて、それから今みたいな漫画を描くようになりました。それまでにも友達にはギャグを描けとか言われていたんですが……。自分では恋の疼きを描いていたつもりだったのに、なぜなんでしょう?
【T】: とにかく、そんなこんなで「漫画家・大久保ヒロミ」が誕生したというわけですね。去年の11月に発売された単行本「キューティーバディー」にはデビュー秘話(?)が載っていますので、ぜひご覧ください(宣伝)!
【O】: 表題作の「キューティーバディー」は、大学時代のチアリーダー体験が元になっていたりします。チアリーダーものを描くとは自分でも思ってなかったんですけど。
【T】: 誰もいない代々木体育館で撮影とかしましたよね。
【O】: さみしかったですね。「20×30」という作品の"ささくれたかかと"は、自分を見ながら描いたりもしました。
【T】: 本当に編みタイツがバリバリ破れるほどなんですか?
【O】: 多少の誇張はありますが。そう言えば、気付かないけど漫画の中に貧しさが出ているらしく、友達に「大久保さんと言えば貧乏話だよね」みたいなことをよく言われます。貧乏がテーマの話は1回しか描いてないんですけどね……。
【T】: ま、単行本も好評発売中です!ということで……。
【O】: これからも日々精進していきますので、よろしくお願いします。


ということで、8号から「KIG」がスタートする大久保ヒロミさんにお話を伺いました。インタビューを読んで大久保さんのことをもっと知りたくなったあなたは、「KIG」をぜひ読んでみてくださいね!!
フォトギャラリー
写真1
単行本「キューティーバディー」。手前に写ってるのは、お菓子のカンをペン立てにしたものです。いつも「ペン立てぐらいちゃんと買え」と叱られます。
写真2
仕事着。今日はとてもドレスアップしています。
写真3
友達の漫画家さんからもらったトーンケース。無意味に花など飾ってみました。
写真4
アシスタントさんを撮影しようかと思ったら拒絶されたので、お帰りになった後をひっそり撮ってみました。
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