中山乃梨子さん インタビュー!
蕾ちゃんと雪がラブラブな関係となって、人気最高潮の連載
『蕾ちゃん、忘れモノない?』の作者・中山乃梨子さんにインタビュー!
  『蕾ちゃん、忘れモノない?』は「疑似家族」という不思議な設定ですが、どうしてこのような世界を描いてみようと思われたのですか?
【N】: 単行本の第1巻にも書いたんだけど、その人自身のおかれた家庭や家族関係が、必ずしも居心地のいいところではないと思うんです。テレビのホームドラマでは絶対に温かいところのように描かれているけど……。だから、自分がいちばん心地いい、違う形のコミュニティーがあってもいいかなと思って。
  キャラクターにモデルとかあったんですか?
【N】: とくにはありませんね。想像です。でも蕾は、結局自分かな。ちょっと間抜けだし、目端もあまりきかないし、頑張ろうとは思っているんだけど、努力すると眠くなっちゃう、みたいな。それにたいていの主人公やサブキャラは、作者の心の反映の部分があるのではないでしょうか。
  眠くなっちゃうのは、締め切り前の中山さんみたいですね(笑)。
【N】: 漫画の主人公には、自分のそのときの考えの投影がありますね。たとえば『立花菊の甘えた関係』では、漫画上の女の子はみんな従順でやさしくてヘンだなあと思い、そのへんへの反論として、突っ込みの激しい菊ができました。
  21世紀的な恋愛観の模索ですよね。
【N】: 結局、恋愛観も時代によって変わっていくから、昭和的な「女の子は耐え忍ぶ、男の子は強くなくてはダメ」っていうのはもうやめたいかなあ、と。
  蕾ちゃんは?
【N】: 菊を描いたときには珍しかった、突っ込みキャラが普通 になり、頑張る女の子が増えてしまって……。だから、そういう女の子は逆に描きたくなかった。「なごみ」が欲しくなってたんですね。蕾っておとなしくて、さらに一時代前の主人公に思われるけど、実は新しい女の子にしていきたいと思って。だから悩んではいるけど、気張らず自然体で生きていくような。
  雪との関係では?
【N】: 突っ込みキャラではないけど、負けてもいないと思う。それに、自己主張していけば、きっと雪との関係が膨らんできて、素敵な恋ができるんじゃないかな。
  『蕾ちゃん』のなかで、気に入っているキャラクターは誰ですか?
【N】: 作者が贔屓していいのかな(笑)。薫じいさんは好きです。ひょうひょうとしてる感じ。実は家族中いちばんのお洒落さんなんですよ。実は、女の子を描くのは難しいし、いちばん神経を遣う部分ですね。読者のみなさんに見た目も好かれるようにしたいなあと思うと、やっぱり気を遣ってしまって。だから純粋に好きとか、楽しんで描くとなるとちょっと考えるところがありますね。もちろんうまく描けたときは、いちばんうれしいツボですが。
  タイトルはどう決めたのですか?
【N】: 生きていくうえで、「忘れモノ」ってすごく多いと思いますよ。それに、忘れたことさえ気づいていないモノも。そういうことを含めているんですよね。
  ちょっと深い意味があるような、ないような。
【N】: まあ、あまり深刻に考えてもらっても(笑)。
  今後の展開はどうお考えですか。
【N】: 最近の雪はダメ男になってきたでしょ。これ私的には気に入っています。というのも、少女漫画って、読者である女の子にとって都合のいい男の子を描いていますよね。これって、男性漫画が都合のいい女の子を描いているのと同じじゃないですか。ですから、いい意味で読者を裏切るつもりで、新しい関係性を作れればと思っていますね。そして、有明家の住人のそれぞれが自分の生き方を見つけていく過程を通 して、読者のみなさんのなにかしらの生き方の糧になってくれたらうれしいです。
  最後に一言、なにかありましたら。
【N】: 10月10日に最新刊(第4巻)が出ました。買ってねー。
フォトギャラリー
写真1
CDがいっぱい詰まったラック。(黒かったのがイヤで、自分で白くペイント)
写真2
ウー・バホリヨディンのローテーブル。(ちなみに食器棚・本棚類は、ケヤキの和家具です)
写真3

オビのラック? 玄関のインテリアを兼ねてます。

写真4
靴・バッグの収納庫。
写真4
愛猫の「きじまるくん」
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