【リリー】:
(以下リ) |
最近、タイに仕事で行かれたそうで。イラストのお仕事もやられてるんですよね。どちらが本業とかはあるんですか? |
| 【うつろさん】:(以下U) |
デビューはイラストと漫画がほぼ同時ですね。でも本業は漫画家です。 |
| 【リ】: |
デビューはエロ系の雑誌だったと伺ったことがあるんですが。 |
| 【U】: |
そうなんですよ。もともとは出版社に勤めていたんですけど、会社が傾いたときに別の仕事を探そうってなって。そのときエロ系の雑誌を出している会社の友人に投稿を勧められて、それで小さな賞をいただいたのがデビューです。 |
| 【リ】: |
それってやっぱりエロ四コマだったんですか? |
| 【U】: |
いや全然。今みたいな感じの……。だから後で聞いたら編集部では「この人なんでうちに送ってきたんだ?」って言っていたそうで……。
で、その会社がほのぼの系の雑誌を出すときに初めて連載を持ちました。 |
| 【リ】: |
Kissにはいつごろ? |
| 【U】: |
連載してた雑誌がつぶれてしまって……。Kissに同じ作品を持っていったら、アレンジして始めようってことで。美容院の話で、「火曜日はダメよ」っててきとー(笑)なタイトルに変更してなし崩し的に連載に……。 |
| 【リ】: |
じゃあ、結構偶然が重なってここまでこられたんですね。
「3回まわって恋をして」って、かわいいタイトルですけど由来とかあるんですか?
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| 【U】: |
適当につけました。 |
| 【リ】: |
適当に!? そんなんでいいんですか?
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| 【U】: |
いやー、なんかきれいな感じの、くるくるっと回ってる感じがいいなー、恋って字も入れたいなあって思って。そしたら当時の担当さん(※初めの頃は担当が違った)が「このタイトルはいい! 絶対にヒットするね!」って適当なことを言うから、じゃあそれを信じましょうってことで、このタイトルになりました。 |
| 【リ】: |
いちこさんがファッションモデルっていうのはどうしてそうなったんですか?
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| 【U】: |
なんでも備わってる、電車でチカンを捕まえちゃえるようなかっこいい女の人を描きたいなあって思って。 |
| 【リ】: |
姉御肌的な? |
| 【U】: |
そう、姉御肌的な! で、美ボーも備わってるし、モデルがいいかなあって。 |
| 【リ】: |
「3回まわって」は脇役が人気なんですよ。
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| 【U】: |
やっぱりそうですかぁ。わたし、脇役って好きなんですよ。「ムーミン」ならミーとか、「キャンディ・キャンディ」ならテリイとか。 |
| 【リ】: |
「泣かないで子猫ちゃん」(※うつろさんの前作)の夏堀さんとかですね。
|
| 【U】: |
いや、夏堀さんは主役ですよ! |
| 【リ】: |
ああっ、一応そうですよね、よく考えたら。いや、タマコちゃんが主役とばかり。ええっとですね、おじさんが人気なんですよ。「3回まわって」ならとばり社長が大人気なんです。
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| 【U】: |
そう!
その話したかったんですよ。わたし、モデルの女の子の恋の話だから、かわいい女の子をいっぱい出して、夢のような女の子ワールドを作ろうと思っていたんですよ!
なのに、いつのまにかおっさんやおばさんとかたくさん出して自分の得意ジャンルに持ってきてしまって……。 |
| 【リ】: |
得意ジャンルなんですか、おっさんが。モデルとかいるんですか?
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| 【U】: |
いやあ…ないですね、とくに。自分のおじさんくさい部分が出てしまっているんでしょうか……。 |
| 【リ】: |
いやっ、そんなことないと思いますよ!
大丈夫ですよ! かわいいワールドできてますよ! キャラクターの中でいちばん好きなのとかは?
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| 【U】: |
雪乃ちゃんですね。唯一乙女に近いキャラじゃないですか。少女マンガの良心というか。唯一の。 |
| 【リ】: |
でも雪乃ちゃんも大酒のみって設定ですよね。乙女のわりに。
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| 【U】: |
ああ…そうか……。そうですよね………。 |
| 【リ】: |
いやっ! でもかわいいですよねっ!
うん、雪乃ちゃんかわいいですよ…。大丈夫ですよ……。 |
| 【U】: |
雪乃ちゃんのネタは実話もたまに入ってるんですよ。 |
| 【リ】: |
あ、そうなんですか? |
| 【U】: |
リリーが背が高いからって(※172センチ)、159センチのわたしに「小柄ですね」って言ったのはネタにしました。 |
| 【リ】: |
ああ…そんな失言もありましたね……。自分がでっかいもんだから見えないモノが多くてスミマセン…。ネタは現実から取ってくることってよくあるんですか?
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| 【U】: |
まあわたしが描くんでわたしの日常から出てきてはいるんですけど、実際はあんまり入ってないですねえ。でも、ナマっぽい、「ほんとにあったんじゃないの、これ?」みたいなふうになるようには心がけてます。
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