大久保ヒロミさん インタビュー!
『あかちゃんのドレイ。』1巻も連載も大好評の大久保ヒロミさんに、
『あかちゃんのドレイ。』の裏側について聞いてみました。
  大久保さんはずっとヒヨ子ちゃんを描いていることに関して、ものすごく気にしてますよね。本人の気持ちを考えると……って。他に「あかドレ」をやっているうえで悩みはありますか?
【大久保さん】:
(以下O) 
ネタ切れです。そろそろネタが限界というか……。自分に自信がない。
でも昔ほど悩まなくなりました。以前は廃人になるくらい悩んでいたので……。子どもを産んだお陰で、そんなに悩む余裕がなくなったというか、自分のことばかり悩んでいる場合じゃないというか。子育てしなくちゃいけないし……。それは子どもを産んだメリットです。でも相変わらず悩んでるんですけど。悩むの好きなんですかね? 悩み事は、ここで言い切れないほどたくさんあります。太宰に失礼だけど、生まれ落ちた瞬間から悩みまくりです。生きててすいません……。
  読者からは特に「ひな祭り」の回が評判良かったんですが、あの回もかなり悩んでましたよね。あの回は自分的にはどうですか?
【O】: 風物詩ネタとして、ひな人形はかかせないとわかってたんですが、そうするとひな人形の経緯を描かなきゃいけない。必然的に自分の幼少期を振り返らなくてはいけない。それがプレッシャーでした。幼少期の家庭にあまり自信がなかったから……。普通の家と違うという想いがあって……。でも見つめてみたら、いい感情じゃないかもしれないけれど、いろんな感情があって……。自分にはそういう感情があるってことを再確認できたのがよかった。過去の自分を真正面から見るのは、すごくつらかったのですが、見てみたら、親を恨むとかいう感情は案外なくて、親を好きだったんだなあということが、もう一回見つめ直せたというか、それがよかったです。
  あの回は担当としてもいちばん好きな回です。ところで「あかドレ」もいいですけど、担当としては他の作品も読みたいわけで、将来どんな作品を?
【O】: わたし、知られてないかもしれないけど、ストーリー漫画家なんですよ。(いや、知ってると思いますよ:担当談)はじめはわたし、ホラーを描いてたんですよ。恋愛マンガは投稿し始めて描き始めたというか。
だから、恋愛マンガとか、苦手意識がすごい高いんです。それで少女漫画でドリフみたいなことをやろうと迷走して……。
今度はもうすこし、恋愛心理にきちんとつっこんだものを描いてみたいなあと思っています。いつか必ずストーリーで……っていうとすごい遠い未来みたいですが……。
  最後にせっかく育児エッセイマンガを描いているので、オススメの育児本を教えてください。
【O】: すいません。もともとあまり読んでなかったんですが……。読むとすごいはまっちゃうひとなんですよ。エアコンの説明書でも、はじめから終わりまで、全部理解してないと気が済まないというか。それで育児本を読んだら「完璧にやらなきゃ」ってはまるのがすごく怖かったのですが、毛利子来さんの本をちょっと読んだら、それはよかったです。「気楽でいいじゃん」という思想に救われました。江原啓之さんの「スピリチュアル子育て」もよかった(笑)。スピリチュアルだから仕方ないんだ〜と思えて。
  では最後に読者にメッセージをお願いします。
【O】: はじめのきっかけは全然高い志じゃなかったんですが、「子育てのはげみになった」とか「救われた」とかメールをいただいたり、反応があって……。そういう読者の声に、こちらが救われているというか。自分のネガティブな部分を垂れ流してるだけなんですが、そこをプラスに読んでもらっていることに、こちらが励みをもらっています。なるべくそういう言葉に応えられる作品ではありたいなあと思っています。
まだまだ後ろ向きにはなりそうですが、一緒にがんばりましょう!
本当に読んでくださってる方には感謝です。
フォトギャラリー
写真1
私が住んでるマンションは、3階なのに庭があります。それが自慢なので写してみたのですが、草ぼうぼう……。みっともない……。
写真2
庭が美しくないので、部屋にある観葉植物を撮ってみたのですが、葉っぱが1本しなだれてたり……。みっともない……。
写真3
タンス部屋の角に置いてある、私の仕事机です。
写真4
愛用しているマーク・ジェイコブスの靴。おしゃれ漫画家ぶってみました・・。
写真5
おもちゃの山。
写真6
子供の食事のあと……。
写真7
落書きされたソファ……。
写真8
愛用している枕「夢の鶴」。これで寝るようになってから、腰痛がなくなりました。
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